一般的な話となりますが、社会人になって、がんばって働いて必死で貯金をしても、30歳やそこらでは1000万円貯めることがくらいが関の山です。
新入社員のころから蓄財に目覚めて、節約生活を送り、積み立て投資を行うなどお金に対して意識高い系だともっといけると思いますが・・・。
現実にはそんなヒト稀ですよね?
まあ、それだけ身を粉にして働いて貯めたお金も1000万円ではセミリタイアなどは難しいです。例えば、株の配当金で暮らしたくても配当利回りは良くて3~4%です。
すると、4%として40万円ですので、20%を税金に持っていかれると、たったの32万円です。これ月間ではありませんよ。年間の配当金です。いかにローコストな生活を送っていても32万円では生きていけないでしょう・・・。
いったい配当金で生活していくには、いくらあったら可能なんでしょうか?
配当金生活を送るにはいくら必要か?
世間の平均年収である400万円を得るには、単純に10倍して、1億円が必要になります。気が遠くなるような数字です。
つまり、配当金生活することはできません。以上、終了。
・・・普通に考えて、1億円も貯金ができる頃には、年齢もかなりいってて普通にリタイヤ時期なのは間違いないでしょう。
宝くじにでも当たれば話は別ですが、配当金生活の元金となる1億円を作るというのがとても難しいですね。
これで終わってしまっては意味がないので、まじめに達成可能な手段を考えてみることにします。
現実、サラリーマンをしつつ、いわゆる億り人(資産1億円を達成した人)になった人は、ブログやTwitter、2ちゃんねる掲示板などにも実際にいます。絶対不可能な訳ではありません。
では、配当金生活のゴールがどこにあるかというと、
配当金収入 > 生活費
これが達成できたときです。
方程式にしてしまうと簡単ですが、いったいどうやれば達成できるのでしょうか!?
配当金生活への道のり
身も蓋もない話ですが、サラリーマンにとって王道は決まっています。
古くは東大教授というサラリーマンでありながら超資産家になった本多静六氏の時代(明治~昭和)から変わっていません。
その方法は簡単です。
月給の四分の一を貯金する。賞与などの臨時収入はすべて貯金する。
この資金を投資に回していくのです。
手取り月収が20万円だと毎月5万円、ボーナスは全額となります。
しかし、これで満足することなく独身なら3分の1、実家暮らしならさらにその上の半分を投資に回していけば、配当金生活も夢ではありません。
それだけの貯金をするには、節約も必要かもしれません。でも、そこは継続は力なり。無理だと思わず、実践あるのみ。
さらに配当金で生活をするためには、少ない収入で生活できるよう工夫するのです。
生活レベルを下げる。
そもそも平均年収近くも稼ごうとするのが問題であって、ささやかにシンプルライフを送るならそこまで資金は必要ありません。親と同居だったり、相続で家がもらえるなど住居費がかからなければ特にそうでしょう。
半額の200万円で生活していきましょう。これで5千万円で済みます。
生活拠点を海外に移す。
いわゆる外こもりですが、最近はLCCの発達により航空券が非常に安く手に入るようになりましたので、日本と海外を行ったり来たりのデュアルライフも可能となりました。
デュアルライフは元々は都市と農山漁村などの田舎で送るものでしたが、LCC(ローコストキャリア=格安航空会社)の発達が海外との2拠点も可能にしました。
近場だと台湾、少し足を伸ばして、タイやフィリピン、マレーシアなどの東南アジアが狙い目です。(というか、アジア圏でないと無理!?)
物価が安い海外で1年の半分を暮らせば、200万円で生活も可能でしょう。こちらも5千万円で済みますね。
まとめ
しかし、配当金生活を送るには約5千万円もかかるとなると、まずお金を貯めることが大変になります。
年間500万円ずつ貯金をしても10年かかりますし、そもそも若手社員のときにはそんな収入もありません。中堅社員になっても年間500万円の貯金というのは無理筋でしょう。
そこで重要となるのが投資です。そして、時間とタイミングですね。
毎月きっちりと給料の四分の一を積み立て投資に充てていれば、リーマンショック後の世界経済の回復の波やアベノミクス相場に乗って、資産を倍増することも可能だったはずです。貯金だけでなく、運用も絡めないと達成が難しいのが現実ですね。
単純に貯金だけでだと、定年まで働いてもまだ達成できない可能性が高いです。
また、単に積み立てていれば良いわけではなくてタイミングも重要です。
リーマンショックの暴落期に投資を始めた人は、その後はずっと上り調子なので資産は大きく増えたはずです。ところが、昨年2015年あたりから始めていると、日経平均株価は下落していますので含み損状態かもしれません。
なかなか株の配当金での生活も難しいですね・・・。でも、達成している人もいるのであきらめずに狙いたいです・・・。
次はFXではどうかというのも検証してみることにしますね。