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FXで1000万が無くなっていた理由

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2016年の為替相場は大きく動いていて、1月には120円を超えていた米ドルもいまや106円台割れですよ。

こうなってくると出てくるのが、強制ロスカット。

 

先日も『バイト終わってスマホを見たら、1000万が無くなっていた(記事削除されました)』、とブログで告白している方がいました。時給900円のバイトで30歳までに1000万円も貯めたという頑張り屋さんなのに胸が痛いです。

この方はSBI FXでスワップポイント目的かつトラリピのようなトレードをやっていたようです。5種類の通貨ペア(ドル円、ユーロ円、豪ドル円、NZ円、南アランド円)でおそらくロングのみ。

高値なポジションを抱えたまま買い下がりをしていたのなら、強制ロスカットも無理ありません。ずっとナンピン買いしているってことですから。

 

大暴落より怖いのはナンピン

まあ、リーマンショック級の大暴落って、言ってもそれほどありません。10年に1度、100年に1度なんて言われるように滅多にあることじゃないです(その割には多いですが)。

でも、強制ロスカットになる人は定期的にいるわけで・・・それがなぜかっていうと結構な原因としてナンピンがあります。

 

下手に高値を知っているから、この水準なら安い、さらに下がったから買いだ、と安い安いとナンピンを続けていると、いつの間にか身動きが取れなくなって、小暴落でも強制決済なんてことになります。

だから、これはやっちゃいけません!

 

FXに限らず投資をする上で重要なことは、相場の世界に居続けること、退場しないことです。そのためには、身動き取れなくなるほどポジションを持ってはいけません。

しかし、ナンピンの怖いところはそんなつもりはなくても、ちょっと下がっただけで抱えたポジの大きさでにっちもさっちも行かなくなることです。

 

1000万円を投資に回すとしたら

がんばって貯めた1000万円を投資することにしました。汗水流して働いた虎の子の1千万です(表現が古典的)。

 

まず思うことが・・・

1000万円あっても、すべてFXに入れちゃダメ。

すべて投資に回せる資金だったとしても、全部FXに投入するのはいただけません。元本保証がある預貯金も含めて分散しましょう。低コストなインデックスファンドなどを利用して、国内株式、海外株式、債権、REITなどに分散し資産を守りつつ、FXで攻めるくらいがちょうどいいのではないでしょうか。

スワップ狙いとしても、同じくらい利回りがある投資商品もある。

高金利通貨といえどもスワップポイントはそれほど高くありません。ただ金利や配当などのインカムゲインは安定しているし、非常に嬉しいものです。配当が高い米国株などではスワップと同じくらいの利回りがありますので、一部はそちらにシフトしましょう。

リスクヘッジにショートも必要。

相場の急落時に損失をふくらませないためには、適度にショートも混ぜていきましょう。リスクヘッジとしてはかなり有効です。ポジションを閉じるタイミングが難しいですが、単純に下がったところで利確していくだけでも含み損が緩和されます。

 

イギリスのユーロ残留か離脱を問う国民投票が6月23日に実施されるため、その時には為替も大きく動く可能性があります。備えは十分にしておきたいですね。

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